その後のソフトウェア・ファースト

作成
2020-07-21

概要

書籍「ソフトウェア・ファースト」を昨年10月に出版しました。このセッションでは、改めてソフトウェア・ファーストで訴えたかった内容を紹介するとともに、書籍発売後に起きた現象についてご紹介し、我々は今、ソフトウェア・ファーストを超えて、何をするべきなのかを解説します。

スピーカー

及川 卓也
株式会社Tably(テーブリー)

スライド

未公開

内容

ソフトウェア・ファーストで伝えたかったこと

ログミーの記事に書いたけど、それでも足りなかった部分のお話。

SIerの視座を高める

  • 顧客の要望を何でも受注してSIerの利益だけを追求してしまい、ユーザーにとっては何も価値を生んでいない
  • 日本の競合に勝つことだけではなく、海外のプレーヤーが入ってきたときに牽制できる
  • ITの活用ができれば、社会の価値が生まれる。ITを活用すれば、日本の社会の力が上がる
  • 世界のライバルに勝つだけでなく、世界が抱えてる問題に目を向ける
  • 「自社だけが儲かれば」というスタンスではスケールしない
  • 日本・世界が儲かるには?(課題解決するには?)という視点で見る
  • 過剰に製造業を模倣していないか?
    • ソフトウェア開発には「製造」行程は存在しない
    • ウォーターフォール偏重
    • 設計と実装工程の完全分離
    • 中途半端に模範してまってしまった
  • しば考)発表はSIerが主語になってしまってたけど、SIerに限った話ではない
_人人人人人人人人_
> 突然の早送り <
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ソフトウェア・ファースト発売に起きたこと

  • トヨタで豊田社長が「ソフトウェア・ファースト」を取り上げてくれた
  • COVID-19
    • 情報の欠落
    • アナログからデジタルにするのと同じように情報が欠落した
    • その代わり同じ情報から個人の解釈で埋めようとした
  • リモートワーク
    • ソフトウェア・ファースト執筆時:安易な導入が否定的だった
    • コロナ渦で課題が顕在化
      • はんこ
      • そもそも不要だったもの
      • →過去からのしがらみでやっていたものが露呈した
      • →本質を考えるようにしないといけない
    • 一時的な障害として捉えるか、今後も続くものとして「変化の始まり」として捉えるのか
  • コロナで顧客が変化
    • UX/UI・KPI Metrics、ユーザーシナリオだけでは解決できない
    • ターゲットユーザーを変えることでも解決できない
    • プロダクトのビジョンや戦略に立ち返る「本当に提供したかったものは何か?」

ソフトウェア・ファーストを越えて

  • 日本は周回遅れだと感じている
  • 本のタイトルはソフトウェアだけど「何をどうしたいのか?」が大事
  • ソフトウェア→プロダクト開発
  • 「コードの向こうにユーザーを見る」

感想

  • ソフトウェアだけど、ソフトウェアに限ったことじゃない本質的なお話で、改めて意義を考えないといけないのだろうなと強く感じた
  • 「コードの向こうにユーザーを見る」社会人になってから何度も聞かされた言葉なので改めて言われると、初心に立ち返った気分になれた